こどもって実は…つぶやき

子供ってすごい!日米欧の育児をみて思うこと書いてみました。

おやつが楽しみで生きている

★一日のうちで一番好きなおやつの時間

f:id:batabatamaman:20200702032908j:plain我が家の今日のおやつ

 

例外なく、学校から帰宅してすぐのこどもの質問

「今日のおやつ何?」

そこで今日のおやつをご紹介。

 

飲み物はミルク

チーズスフレケーキ(フランスのスーパーでホールを購入)一切れ

その横に、何故か手作りあんこと生クリーム

 

食いしん坊なのは、親に似たのだろう。

おやつが楽しみで生きていた、私の小学校時代を思い出す。

 

★母のおやつは最高!だった小学校時代

小学校の帰り道は、ちょっと小腹もすきながら、おやつのことを想像しながら帰るから、よく転んだ。

さらに、母が料理教室に行く日などは、楽しみで近道をし、若干小走りで帰ったり。

 

料理の得意な母が、週に一回の料理教室に行く日など、おやつにすごいものがでる。

シュークリームを作ると、あのスワン型の華美なクリームも二層だったり。

ケーキもしっとりして、決して誰も真似できない優しい味で、見た目も完璧だ。

 

誕生日会では、母の手作りショートケーキを出すとレシピの問い合わせが殺到する始末で、こんな母のいる私たち家族は、本当にラッキーだ。

お陰様で、ぷくぷくの小学生だったけど、母の手作りのおやつは、最高だったから、幸せ太りで仕方がない。

 

★働く母となり、スーパーのおやつ

帰国直後の日本での数年スイス出国まで、幸いにもフルタイムの仕事が得られ、急に働く母となった私は、どうしてもおやつはスーパーに頼ってしまった。

朝ごはんに、お弁当と、帰宅後の夕食を短時間で働きながら作るのが、精いっぱい。

残念ながら、いつもスーパーでスナックなどのおやつを購入。

 

時折、仕事後に余裕のある日は、寂しがる娘をちょっとでも喜ばせたい親心で、ケーキやドーナツを買って帰る。

罪悪感の埋め合わせの自己満足と、わかっていながらも…

 

★貴重な食材:あんこ

さて、今日のおやつの横に添えたあんこは、手作りだ。

 

スイスでは、あんこはとても貴重だ。

だいたい、そんなものはスイス人は食べないから、手に入りにくい。

日本食材店かインタナショナルな食材店に、わざわざ行かないとないのは当たり前。

あずき缶が叩き売られている、日本とは大違い。

 

日本から、わざわざ持ってきたアズキの缶詰も、底をつきたので、小豆を購入。

それを、Google検索して小豆の煮方をみながら、豆をぐつぐつ時間をかけて煮る。

大きさも硬さも、甘さ加減も毎回違うのは、レシピが違うから。

でも、和菓子をヘルシーなお菓子と信じて愛する私は、懲りずにせっせと小豆を作る。

 

昔は、甘い豆なんてと抵抗していた娘も、慣れてきたのか?!最近は意外と食べる。

 

白玉粉も切らしたので、最近はフランスパンに塗って食べる。

これが、フランスアンパンを思い出させる味で、なかなかいける。

お気に入りは、バゲットにあんこをぬってその上に生クリームをかける。

コンビニで高校時代に買って食べていた、日本の菓子パンのあの味に近い。

 

★TOP#1: おばあちゃんのあんこ

昔、京都出身の近所のおばさんが作ってくれたあんこは、上品で格別だった。

でも、私の今は亡きおばあちゃんのあんこが、一番好きだ。

料理は苦手と言っていたが、小豆を煮るのだけは大の得意。

一回にかなり大量に作るので、近所の人達にも配り、帰省の度、うちの家族も大量の手作りあんこを手土産に帰ることになり、嬉しかった。

おばあちゃんと同じくらい、このあんこが大好きだったから。

今も天国から、今日もちょっと硬すぎのあんこを作る私を、応援してくれているのだろう。

あんこ作りだけは、飽きっぽく、忍耐力のない私でも楽しんで、つい作ってしまう。

いつか、あのおばあちゃんの味に近づける日を夢見て。。。

 

今日も、こどものため(というより自分のため)にせっせと小豆を、スイスのモダンなキッチンで煮る。

中国人は、小豆を食べるので、ご近所の中国人にも配ろうかな等と考えながら。

でも、どうしてもおばあちゃんのあの柔らかくて、素朴なおいしさのあんこにはたどり着かない。

やっぱり長年の経験かな。

まだまだ修行が足りない。