今週のお題「怖い話」血の滴る手…
★人のいない車の窓に挟まった手から、血が!!!
こどもの頃は、怖いもの見たさで友達と盛り上がった記憶が多い。
幼稚園の頃の思い出で、記憶に鮮明に残るのがある古びた近所の駐車場の1台の車。
ある日、友達が
「怖いものがある」
というので、仲良し4人で見に行くと、誰もいないはずの車の窓から手だけが、恨めしく垂れさがっている。
友達も想像力を膨らませて、
さらに、その真下の地面が、黒くかすんでいるのを指して、
「血の跡?!」
と叫ぶ!!!
勝手に想像して、さらに盛り上がり、悲鳴を上げてみんなで走り逃げる。
途中で転ぶ子がいても、気づいたり、助ける余裕がないほど怖い。
こどもの想像力は、本当にすごい。
大人になって冷静に考えると、あれは幽霊の手ではなく、薄汚れた作業用のゴム手袋が適当にはさまっただけ。
その上、ペンキか何かがたまたまうまい具合の位置に落ちて、血の跡に見えたのだろう。
★ゾンビの真似が怖すぎた
こどもの想像力といえば、純粋だからこそ、本当にすごいものだ。
宝探しゲームを近所のこども達にやった時、ゾンビのお面がたまたま家にあったので、最後に、海賊がゾンビになったと言って追いかけて、こどもを喜ばせようとしたら、1歳半の男の子は泣き叫び逃げる。
本当にパイレーツの私がゾンビになったと信じて、本気の大泣きだ。
そんな純粋なこどもにとって、私は心の底から
「怖い」
存在になったようだ。
その夜、悪夢でゾンビが出ないと良いけど…