スイスの市民プール
★あるジュネーブ郊外のプール
夏は屋外、冬は室内のプール
スイスの公共プールは、とても綺麗だ。
この国の数百円で入れる公共プールを知ると、日本の濁った公共の市民プールには入れなくなるほどだ。
公共のいわゆる市民のためのプールだが、安心して使える配慮はすごい。
まず第一に、スイスのプール水は垂れ流しのようで、常に綺麗な水で泳げる。
第二に、利用するスイス人達はとてもきれい好きなので、隣国と比較しても、トイレ一つとっても、クリーンさが全く違う。だから、個々プールも綺麗にみんな使っている。
第三に、営業時間が徹底して短い?!その間にしっかり清掃している。
例えば月曜日は、11:00-13:15、16:30-20:15しか開いていない。休み時間にちゃんと掃除してくれている様子だ。
プールの横にミニゴルフとレストラン併設
シャワー室も個室もあるし、何と言ってもガラガラに空いている。
見ていると男性が、仕事の合間にひと泳ぎしていたり、リタイアした夫婦が健康のために毎日、20分など短時間、しっかり運動しているようだ。
広いプールのわきにはジャグジー機能があるので、それ目当ての常連のおじいちゃんもいる。
ただ問題は、たまに話したくて仕方ない孤独なおじいちゃんなどが、話し始めて帰るタイミングを失ってしまうこと。
家で待つ腹ペコ家族の昼食を、泳いだ後に超特急で作らなければいけないんだけど…
一人暮らしで暇を持て余している、おじいちゃんの話は止まらない。
最近、時間のない時は25mの距離を置くことにした。
必要以上のディスタンスで、25m泳ぎ終わった後に笑顔で手を振って、ご挨拶。
最後にちゃんと、
「ムッシュー、良い一日を」
とレスペクトし、ご挨拶してから去る。
サクッと泳いで帰るのがいいので、私もスイス人を見習って、20分だけ泳ぐのを週3回目指したいところだ。
一向に減らない体重のためにも…